freebsd-updateで更新したOSの正確なバージョン確認方法のメモ。
背景
UNIX系のOSでは、これまでいつもOSのバージョン確認にunameを使っていた。
けれどもFreeBSDでは、unameで表示されるOSのバージョンが、実際のバージョンより古いことがしばしばある。これはOS更新にfreebsd-updateを使用した場合に起きること。
freebsd-updateはビルド不要でOS更新してくれる代わり、カーネル再構築が不要なアップデートの場合にはカーネル埋め込みのバージョン番号が更新されない。このようなケースで、unameでは正確なバージョン表示ができない。
確認法
freebsd-versionコマンドを使う。
# freebsd-version
14.1-RELEASE-p2
freebsd-versionのオプションは-kおよび-uで、それぞれカーネルとユーザランド(カーネル以外の部分)のバージョンを表示する。オプション指定がない場合、ユーザランドのバージョンのみ表示。
freebsd-version -kで表示されるバージョンは、unameで表示されるものと基本的には同じものとなる。
ただし、カーネル更新後に再起動しなくてもfreebsd-versionでは更新したカーネルのバージョンを表示する。unameでは現在稼働中のカーネルのバージョンを表示する。

